HAMILTON viewmatic 水入り

ハミルトン ジャズマスタービューマチックです。中に水滴が溜まっているということで、前もってお電話で問い合わせを頂きました。
昨年の11月に御購入されたばかりとの事ですが、2月の大雪の日に着けた後に、気が付かれたそうです。

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シースルーバックが水滴で曇っています。

 

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各インデックスに塗布してある夜光ラインに水滴が付着しているの判ります?
針には曇りが見られます。

まだ数カ月の新品同様ですので、後々後悔しないようオーバーホールでのご修理でお預かり致しました。

 

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ケースからムーブメントを取り出すと、見る間に夜光ライン上の水滴が結晶化していきます。完全に乾き切る前に手早くそれを取り除いていきます。針、インデックスの鏡面部分も出来るだけシミが残らないよう落とします。

 

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パッと見て判らない位にきれいになりました。
文字盤へのダメージは殆どありません。(良かったですね!)

しっかり乾燥させてから、オーバーホールに取り掛かります。

 

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まだ数カ月ですからきれいですね、と思ったら、バネ棒が通るフラッシュフィット、コマの穴に錆が!!出ています。(手前のベルトの左側部分)危なかったですねぇ~。

 

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錆の見られた穴、バネ棒共に錆を除去、ブレスレットも洗浄機でクリーニングします。表面の油分や隙間の汚れが落ちるだけでも随分と印象が変わると思います。

 

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一見すると目立った汚れはありません。

 

P2284907a.blogのコピー
しかし巻真のココが、気になりますねぇ。

 

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ケース、裏蓋、裏蓋ネジはきれいになりましたが、気になっていた巻真の汚れは洗浄機で洗っても落ちていません。

 

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錆ではないようですが、今後を考えて巻真は交換することにします。

 

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整備の済んだムーブメントをケースにセッティングして蓋を閉じて完了です。

 

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余談ですが、
時計の修理をする場合、大抵はブレスレットを外します。その際に何の手立てもせずにバネ棒を外しますとラグに必ずキズが付きます (黄色丸印部分に)。実は、残念なことに修理でお預かりする時計の多くが、ここにキズが付いています。ですのでここを見れば、以前にブレスレットを外して修理かなにかをしたのかが、すぐに判ります。

ちなみにこちらの時計は買われて数カ月なのでまだ一度も手が入っていないようですから、目立つキズはありませんね。画像は外して修理後取り付けた後のものですが、キズが付いていないのが判ると思います。もちろんキズが付いている時計でもこれ以上付かないようにしています。まぁ、気にするのはわたくしだけかもしれませんが、ちょっとした職人のこだわりのようなものですから。

裏側だから見えないからいいやとは、わたくしは思いませんので、一応ね。

 

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2月は大雪の後、3件水入り緊急入院がありました。
(水入りは優先して修理しますので出来るだけ早めにお持ち下さい。)

 

作業内容 : オーバーホール、針・文字盤修正、錆除去、洗浄クリーニング

交換部品 : 巻真、パッキン

作業料金 : 23,620円(税込)

 

 

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