ハミルトン ジャズマスターのデイト自動巻きです。
時間がかなり進むとのことです。
こういうもので簡単に調べることができます。
小学生の頃に使いませんでしたか?
通常は磁気抜きを数回行えば時間の狂いもほぼ元に戻ります。
しかし何度やっても僅かに残っているようで、抜け切りません。
しかも狂いの誤差が1時間当たり6分進みと、磁気抜き前と殆んど変わりありません。
このような状態ですと、結局オーバーホールのメンテナンスで調整するしかありません。
ローターの受けを止めている黒っぽいネジの頭に錆が出ていますので、3本共交換です。(見えているのは2本です)
洗浄機でクリーニングします。
巻真の付け根の錆も落ちました。
オーバーホールが済んで時間の調整も無事に済んだムーブメントをケースにセッティングします。
磁気への反応も無くなりました。
しかし今回の進みの原因には、油の状態にも一因があったようでした。
磁気は見えないうえに、知らないうちに残ってしまいます。
しかも磁気の影響って意外と大きいです。
時計と同じ腕に磁気ブレスとかは、つけない方がいいですね。
それからマグネット付きチャームのぶら下がったキーホルダーなんかも要注意です。
(最後の写真撮り忘れです!ゴメンナサイ…)
作業内容 : オーバーホール、磁気抜き、錆除去、洗浄クリーニング
交換部品 : ローター受けネジ ×3本、パッキン
作業料金 : 22,000円(税別)