ジラールペルゴの電池交換です。
クォーツ式のクロノグラフですが、そのメカニカルな雰囲気が漂うムーブメントには、メーカーのこだわりが伝わってきます。
電池を交換して汚れと僅かな錆を拭き取り、裏蓋を閉めて完了です。
デザインはいたってオーソドックス、文字盤も実にシンプルです。
特徴は、６時位置のカレンダーとクロノプッシュボタンが丸くないこと位でしょうか。
クォーツ時計には安価なイメージがありますが、しかし昨今の多機能を売りにしたクォーツクロノとは一線を画すハイクォリティのムーブメントを搭載した、実に硬派な時計なんです。
作業内容 ： 電池交換
修理費用 ： １,５００円（税別）
久々に新入荷のお知らせです。
ROLEX DATEJUST Ref.１１６２３４
ロレックス デイトジャスト ＳＳ／ＷＧ 自動巻き
日ロレ定価 ￥８２０,８００
現金特価 ￥
２３コマ、箱、保証書、取扱説明書付属。
ランダムシリアルで、２０１５年１月シンガポールのギャランティー。
昨年４月に、国内大手並行輸入販売店にて新品での購入品です。
使用されてはいましたので、僅かなキズはあります。
クリーニング、メンテナンス済み。
当店１年保証付き。
新しめのロレックスはなかなか入りませんのでお見逃しなく！
＊こちらの商品は完売いたしました。
オメガ シーマスターのクロノグラフです。
ブレスレットが外れてしまいました。
この時計はコマとコマの間にピンとパイプが入っています。
それが使用に伴う摩耗により、抜けてきてしまいます。
大概は一ヶ所抜けてくると、他にもアブナイところが見つかります。
横から棒で押すと、スルスルとピンが抜けてきます。
あと３本は交換が必要に…。
ネッ、言ったとおりでしょ!
汚れが溜まっているせいか竜頭がしっかりと締まりません。
それとは逆にエスケープバルブは固着して回りません。
また、クロノグラフのレバーの一部が外れていました。
どうやらそのレバーの引っ掛かりが完全にズレてしまったようで、こうなってくるとオーバーホールでの修理になります。
察するところ、ベルトが外れ竜頭側から落とされたりして強い衝撃が時計本体に加わったといったところでしょうか。
先程の駒のピンとパイプです。
左側が元の部品、右側が新しい部品。
見た目の差も歴然ですね。
ブレスレットは洗浄機でクリーニング、錆除去を施して駒を繋げて出来上がりです。
バネ棒は錆が出ているので、オリジナルを交換します。
竜頭はねじ込みが甘くなっており防水性能も低下していました。
今回交換しておきます。
昨年、オメガは部品の供給をストップしてしまいましたので、今後部品交換を伴う修理が難しくなってきます。
今のうち!？です。
時代の流れですかねぇ。
ケースも洗浄機でクリーニングです。
汚れが溜まりやすい裏蓋のシーホースマークもスッキリしました。
幸いムーブメントには他に異常はありませんでした。
オーバーホールの済んだムーブメントをケースにセッティング、裏蓋を閉めて完了です。
時計の修理では、ただ不具合のあるところだけでは済まない場合が多々あります。
例えば今回のような外れた駒だけを直してお渡ししてしまうと、後日クロノグラフ不良で再修理になってしまいます。
或いはまたピンが抜けて、更に大きなダメージを与えてしまうかもしれません。
どういう修理を望まれるかは、そのオーナーさん次第です。
ですので、出来るだけ分かりやすくなぜその修理が必要なのかを説明出来ないと納得してもらえません。
ウチは出来ていますかねぇ？
修理内容 : オーバーホール、竜頭交換、錆除去、洗浄クリーニング
交換部品 : 竜頭、パッキン、ブレス駒ピン&パイプ
修理費用 : ５３,６００円（税別）