ロレックス 現行デイトジャストです。
暫くすると止まってしまうのと、バックルが曲がっているのが気になるとのことでオーバーホールでのご依頼です。
経年の汚れが溜まっています。
精度を測ってみますと一日に10分以上の遅れが出ています。
だいぶ我慢されながらお使いになられていたのでしょうか。
この様な場合の修理は、曲がってしまった部分を元に戻せばいいわけです。
が、問題はどこが曲がってしまったのか、ということです。
間違えて曲がっていない部分を曲げてしまうと、絶対きれいには仕上がりません。
実際は時計本体に取り付けてしまうと多少曲がっていてもよく判らないのですが、こうやって平らな場所に置いてみれば一目瞭然です。
現行モデルのブレスレットの駒は、5列共無垢になったので旧タイプのように隙間に汚れが溜まることはなくなりましたが、その分重くなってしまいました。
しかし、18 金製の最上位機種デイデイトと同じようなタイプのデザインのブレスレットは、バックルが目立たずワンランクも2ランクも高級感がアップしています。
このブレスレットのデザインだけでも、現行モデルは十分買いだとわたくしは思いますけどね。
オーバーホールの済んだムーブメントをケースにセッティング、裏蓋を締めて完了です。
世界中のビジネスマンが腕に着けているロレックスの定番、デイトジャスト。
同モデルの現在の定価は、1.026.000 円(税込)だそうです。
随分と高くはなりましたけど、その分ステータス性や時計の価値も上がっていますし、この先十年後、二十年後を考えても十分元は取れていることでしょうね。
作業内容 : オーバーホール、バックル修理、洗浄クリーニング
交換部品 : パッキン類
修理費用 : 28,000円(税別)