フォッシルの電池交換です。
このメーカーも変わった時計を出しています。
頂いた時計とのことでオーナーさんもどういう時計か知らないそうでした。
一見時分針のみの普通の時計に見えますが…、
しかし竜頭の上に並んだボタンが、何かの仕掛けがあることを教えてくれていますね。
裏蓋を開けてみると案の定、電池が時計の分とは別に2つ入っています。(白いシールが貼ってある部分)
これで何となく想像がつきました。
そうなるとイヤな予感がしてきます。
そう、その2つの電池にです。
ハイ、予感的中!?
液漏れデス。
電池の液漏れは、漏れた液が結晶化したり下にあるマイナス(ー)端子を腐食でダメにしてしまいます。
今回は運良く軽症で済みました。
拭き取りで、100%とは言いませんが大丈夫でしょう。
実はこの様なことは、ある程度は防げることでもあるんですね。
それは単純なことで、電池交換を行なう時は3つ全部を交換することです。
コチラの時計も電池のメーカーが違っていましたから、恐らく時計部分しか交換していなかったようです。
大概の方は片方の電池が切れても時計が動いていればその電池が切れるまで使い続けるでしょう。
よって切れたままの電池は液漏れの確率が高くなってしまうワケです。
ケチってはいけませんゾ!?
そして、その仕掛けとは…、
って、それだけ?
でもその数字の替わり方が見ていて面白いんですね。
数字が替わる時にブロックが増えたり減ったり。
その替わり方が例のボタンで変更出来ます。
平面の文字盤なのにわざと球面に浮かんだように見える数字のデザイン、
そしてガンメタリックのケースといい、ちょっと近未来的じゃありません?
なかなかカッコイイ!
作業内容 : 電池交換
修理費用 : 3,000円(税別)