Obrey rectangular Silver watch オーバーホール 

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

では今年最初のご紹介は…

オブレイ 長方形(rectangle)シルバーウォッチをオーバーホールでお預かりしました。


ムーブメントを取り出した状態です。
ケースの中が元のシルバーの色です。
きれいだったんですけどねぇ~。


コチラは表側。


まず洗浄機でクリーニングしただけですとこれくらい。

汚れは落ちますが、銀の変色まではそれほど落ちていません。

そして、ここからがわたくしの本領発揮!?


一般で売られているような銀の変色を落とす溶剤でもきれいにはなります。
しかし浸けすぎると銀の色が変わってしまいますから要注意です。

そのタイミングは…
勘、ですかね。


銀の変色は、ある意味銀らしいのですが、輝いた銀の色も気持ちの良いものです。
どちらでもお好みでどうぞ。


オーバーホールの済んだムーブメントをケースにセッティング、裏蓋を閉めて完了です。


昨年はオブレイのご修理を結構頂きました。

それで気が付いたのがオブレイのオーナーさんは、オブレイを何本もお持ちの方が多いんですね。
大きいのと小さいの、oval(楕円形)と rectangle(長方形)、シルバーと金メッキモデル、或いはフェイスや革ベルトの色違い等々。
皆さん思い思いに楽しんでいらっしゃるようです。

コチラのオーナーさんも、色違いの黒フェイスと少し小振りな長方形の3本のご依頼でしたから。

また、十年以上何もしていないとか止まったままにしている方も意外と多いように思います。
当然バッテリーの液漏れリスクは高く、特に旧型のムーブメントの場合は部品の手配がほぼ不可能になってきていますから、修理のハードルが上がってしまいます。
古いオブレイをお持ちのオーナーさんは、十分ご注意を。

作業内容 : オーバーホール

交換部品 : パッキン

修理費用 : 18,000円(税別)

※通常営業は1月10日(水曜日)からになります。