モーリスラクロアのクォーツモデルです。

開けてみるとパッキン（赤いヤツ）が切れていました。
しかも接着剤でくっつけて？あります。
いつから切れていたのかオーナーさんに確認したところ、前回お店で電池交換をやってもらったままとのこと。
なんとまぁ…
パッキンは切れたままでは意味無いですよね。

そして、ケース&裏蓋には錆が出ています。
時計は動いていますがオーバーホールでお預かり致しました。

 

竜頭と巻真にも錆が出ています。
ケース&ブレスレットを洗浄機でクリーニングします。

しかしここでなんだか嫌な予感が…

 

予感的中！
ベゼル（ガラス付き）を外してみると裏側は見事に錆だらけ。

 

後日画像を見たオーナーさん、愕然としていましたねぇ。
ここのパッキンも交換です。

 

竜頭の錆は落ちましたが、巻真は交換です。
やはりベゼルは腐食が進んでいて、跡が残ってしまいました。

 

切れたままのパッキンのせいかは判りませんけど、針が曇っていてすっきりしませんね。

 

オーバーホールの済んだムーブメントをケースにセッティング、裏蓋を閉めて完了です。

 

汚れが落ちてステンレスには艶も出てすっきりしました。
判りづらいですが針もキレイになりました。
時計が蘇りましたね！

またこれからも大切にお使い下さい。

 

作業内容　:　オーバーホール、錆除去、洗浄クリーニング

交換部品　:　巻真、パッキン類

修理費用　:　２４,０００円（税別）