HUBLOT ラバーベルト交換

ウブロのオーバーホールとラバーベルト交換のご依頼です。

18金のケースは赤茶色に変色しています。
針と文字盤12時位置のマークには腐食が出始めています。
ラバーベルトは完全に硬化して折れてしまっています。
ベルトはサイズごとに交換するようになっており、純正品をメーカーから取り寄せになります。

ケースの中も金の色は変わっていました。
ベルトのラバーの状態といい、使われずに相当置いておかれたのではないでしょうか。
でも幸いにも電池の液漏れは起きていませんでしたのでラッキーでしたね。

ケース、裏蓋、竜頭共に洗浄機でクリーニング、変色の焼けを落とします。
どれくらい変わるでしょうか…。

ジャ〜ン!これがイエローゴールドの色っつうやつですからね。

オーバーホールの済んだムーブメントをケースにセッティング、裏蓋を閉じて完了です。

ラバー(ゴム)と言えども専用部品ですから、やはりそれなりの金額なのは仕方ありませんが、全く調整が出来ないというのは、先々ちょっと心配ですね。
とはいえ、ラバーベルトがまだ珍しい’80年代に発表されているこのモデルは、現在のウブロの人気を支える斬新なデザイン性を確立させたモデルでもあるワケです。

ところでコチラのオーナーさん、仕舞いっぱなしだった時計を思い出して、修理を頼むのにどこに出したら良いか迷っている時に、お嬢さんがネットで検索してウチを勧めて下さったそうです。
いやはや、ありがたいお話しです。
しかも帰り際に、私もお勧めしますわ、のお言葉!
もう有り難い限りで御座います!!
これからも精進して参ります!!!

作業内容 : オーバーホール、洗浄クリーニング
交換部品 :  ラバーベルト(純正)、パッキン類
修理費用 : 56,800円(税別)