誠に勝手ながら4月20日(金曜日)を臨時休業とさせて頂きます。
皆様にはご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願い致します。
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フランクミュラー トノウ・カーベックス 8880です。
ローターを外してみると動き出しました。
特に異常は無いようですが、軸受が油切れの状態で汚れています。
オーバーホールで承りました。
オーバーホールの済んだムーブメントをケースにセッティング、裏蓋を閉めて完了です。
元々大きめなフランクミュラーですが、更に一回り大きいというかデカいんですよねェ〜。
丁度大きな卵の殻を半分にした様な、コロンとしています。
今回の様に急に止まって動かない場合でも、特に異常がみられない事もあります。
油切れや汚れが原因だったりもしますが、大概は落としたり、うっかり何処かに当てたりして衝撃が加わったりしたことが原因に考えられます。
コチラのオーナーさん、以前にも時計を落とされてガラスを破損してしまったことがあるそうです。
文字盤にはその時の傷跡が残っています。(10時半付近)
人間の感覚を超えたサイズとでもいうのでしょうか、明らかに大きくて厚く重い時計はやはり十ニ分に注意が必要なんですね。
作業内容 :オーバーホール
交換部品 :パッキン類
修理費用 :33,000円(税別)
先日、次男の時計の電池交換を頼まれました。
セイコーのダイバーズウォッチ、防水性も高く普段気兼ねなく使える時計です。
前回の電池交換が、「2013年12月」ですから随分持ちましたね。
この時計、わたくしの父の形見の時計なんですね。
父が他界後わたくしも特に使う気もなく、そのままにしていました。
暫くして高校生だった次男に時計が必要になり、どんな時計が良いものかと考えていた時に、思い出したワケです。
綺麗な水色の文字盤が、当時着るものはブルーばっかりのブルー好きを公言していた息子にはピッタリかもと。
でもそんな時計を使うものかどうか、若者の好みに合うのかどうかちょっと迷いました。
ですがそれも取り越し苦労、あれから何も言わずに使い続けています。
昨年大学を卒業して就職する際には、社会人らしい時計でもと声を掛けたのですが、あっさりいらない、と断わられてしまいました。
ひとの好みはわからないものです。
実はペアの時計を、わたくしの母が持っています。
それは、母に当時勤めていたパートでも使える時計をと、元気だった頃の父がプレゼントしたものです。
しかし数年後、父は病に倒れ長期入院が見込まれました。
その時に病室で使用する時計にと、今度は母が結婚して初めてのペアウォッチを選んだのです。
時計は寝たきりの父の傍らで、病室の窓辺にちょこんと置かれて時を刻み続けていました。
それから3年後、結局父は一度も着ける事はなく他界してしまいました。
形見の時計には、人それぞれ少なからず忘れられないストーリーがあるものです。