エルメス ラリー レディスです。
そのプレートを取り外すと、くっきりと跡が判る程曇っていますね。
液漏れです。
丸い金色の-(マイナス)端子と、その下の絶縁シートにも漏れています。
漏れた液が蒸発して曇りが出たようです。
更に針の中央部分にも曇りと腐食が見られます。
言われなければ気が付かないところかも知れませんね。
果たしてきれいになるかどうか…
ガラスの付いたベゼルを外して、表側から機械を取り出す3ピース構造です。
針の中央部分は僅かに腐食跡が残りましたが、光沢が甦りました。
ちょっとしたことですが、結構雰囲気も違ってくるものです。
オーバーホールで液漏れ跡もきれいになったムーブメントをケースにセッティング、裏蓋を閉めて完了です。
丸と四角をミックスしたような変わったデザインのケースです。
文字盤の数字やロゴもちょっと個性的。
が、しかし、最近の派手なデザインに比べると、遙かに落ち着いた感じに見えてしまいます。
でも、長く使い続けても安っぽく見えないのは、やはり品があるからですね。
作業内容 : オーバーホール、洗浄クリーニング
交換部品 : パッキン類
修理費用 : 18,000円(税別)