Cartier PASHA オーバーホール仕上げ

カルティエ パシャ 自動巻きです。
オーバーホールと仕上げでお預かり致しました。

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外観はだいぶ使用感があります。
文字盤は変色(退色)しているようです。

ベゼルの数字、バーが消えたところがありますので仕上げの後にスミ入れもご依頼です。

 

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裏蓋とネジに錆が出ています。
ケース側のネジ穴もですね。

 

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回転ベゼルを外してみると、汚れと錆が。
ネジとケース側のネジ穴周りにも錆が出ています。

そのまま仕上げ行きです。

 

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そして仕上げ後のブレスです。

ケースのみの画像はどうも撮り忘れたようでして、ゴメンナサイ…。

 

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オーバーホールの済んだムーブメントをケースにセッティング、裏蓋を閉めて完了です。

 

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あの新品のような輝きを取り戻すには、仕上げをするのが一番です。
しかし仕上げもやり過ぎるとかえってマイナスです。
僅かなキズ跡も残さない為に、オリジナルの形が変わってしまうほど磨いてしまうのはもっての他ですが、いくらピカピカでも角がダレてしまったりガタつきが大きくなっていたりすると、時計自体の価値が低下してしまうこともあります。

例えばパシャの場合、キズがつくと目立ち易いベゼルはあまり削って磨いてしまうと、溝になっている数字やバーに後からスミ入れが出来なくなってしまいます。
深いキズは目立たないようにして文字を残す方が自然ですね。

 

 

作業内容 : オーバーホール、錆除去、仕上げ、ベゼルスミ入れ

交換部品 : パッキン

修理費用 : 48,000円(税別)