タグホイヤー 自動巻き クロノグラフ、エクスクルーシブです。
着けていても暫く動いて止まってしまうとのことです。
ベゼルやブレスに見られる赤茶色は錆です。
あちらこちらに出ています。
暫く使っていなかったような感じです。
ゼンマイを一杯に巻けば動いていますので、自動巻きの巻き上げ不良です。
これでは使えなかったですかね。
油切れのようですからオーバーホールになります。
ケースとブレスレットの合わせ部分は見えないところですが、こういうところの方が錆は出やすいです。
バネ棒にも錆、出ていますね。
プッシュボタンの奥も汚れと錆?で真っ黒です。
全部分解します。
ブレスレットも錆び除去&クリーニングです。
バネ棒は結局中留め用と合わせて3本交換です。
オーバーホールの済んだムーブメントをケースにセッティング、裏蓋を閉めて完了です。
ムーブメントはETA社のcal.7750(オメガ スピードマスターデイト等と一緒)なので文字盤は最近のデカ厚時計に比べれば小さめです。
ですが、エッジの効いた鏡面仕上げのベゼルがちょっとゴツい感じがしますし、厚みもそこそこあります。
普通の腕周りの人が、腕に着ければ十分に大きいとは思います。
しかし「慣れ」とは恐ろしいもので、もうこの位いではそれ程大きく感じないんですねぇ~、この頃は…。
作業内容 : オーバーホール、錆び除去、洗浄クリーニング
交換部品 : バネ棒3本、パッキン類
作業料金 : 36,000円(税別)