OMEGA Speedmaster ブレスレットの伸び

オメガのスピードマスター、トリプルカレンダーです。トリプルとは、月、日付、曜日のことで、この3つのカレンダー機構を搭載しています。
オメガのスピードマスターは実にコストパフォーマンスの高い時計だと思います。実用的なクロノグラフウォッチとして機械時計好きなら、一度は手に入れてみたい時計のひとつですね。

今回は時計本体とベルトに隙間が出来ているとの御相談でした。

見るとバネ棒が曲がっていましたので交換です。

それだけでしたらどうってことありません。一応その場で試着して頂くと・・・。

1コマ以上緩そうです。

緩めがお好みとの事なので半コマ分抜くことにしたのですが、これがまったく外れません。

錆かなにかで外れないようなので、ブレスレットの錆除去とクリーニングでお預かりしました。

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6時側のブレスレット(上)に伸びが出ています。

 

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その上側のバネ棒の方が先端が大きく曲がっていますね。今回は両側共交換しました。

 

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結局、半コマはビクともしませんでした。余りの駒をお持ちでしたので、1コマ半外して、お持ち頂いた1コマを取り付けてちょうどよいサイズにしました。クリーニングで見た目もスッキリ、錆の心配もしばらくは大丈夫でしょう。外れなかった駒はまた使えますが、繋いでいたピンとパイプは摩耗と錆の腐食で再使用できませんでした。

ブレスレットの場合は、あまり緩めで使用されますと、時計の重さで駒を繋ぐピンが摩耗して細くなったり駒の穴が広がってガタが出てしまいますので、皆さん十分ご注意を。カッコいいけどね!

 

修理内容 : ブレスレット錆除去・洗浄クリーニング、コマ交換取付

交換部品 : バネ棒 ×2本

修理費用 : 現在オーバーホールでの受付になります。

 

 

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