ROLEX Ref.6694 Part-1 竜頭抜け

1980年代のロレックスの手巻きです。お父様から譲り受けられた時計だそうですが、竜頭が抜けてしまったので修理の御依頼です。時計は動いていますが、この状態では時間合わせは出来ません。

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抜けた竜頭を見てみると、巻真が真っ黒です。

本体を見ると、あれ?チューブに入っている筈のOリング(パッキン)が見当たりません。簡単には抜けることはないんですが・・・。となると、中の状態はどうなんでしょうか?

 

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早速その場で裏蓋を開けてみますと、ケース・裏蓋に錆が出ていますが、以外にもムーブメントはきれいでした。(一安心・・・)しかし大切な時計ですからオーバーホールのメンテナンスでお預かりしました。

お預かりする際に、ベルトの修理も頼まれました。

 

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改めてよく見てみると、なんと竜頭の中からOリングが出てきました。でも、なんかおかしい?
そうなんです。チューブには大きいんです。どうも竜頭の方に入れてパッキンを効かそうとしたらしいです。以前、オーバーホールをされているみたいなので、その時にチューブと、パッキンが合っていないこの竜頭に交換されたのでしょうか。

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左側が、オリジナルサイズのチューブパッキン。右側が付いていたパッキン。上は竜頭。

時計の防水性能はチューブ側のパッキンである程度は維持できるようになっています。現状でもパッキンは効いていたみたいですが(日常生活防水レベルですけれど)、こういう場合はせめてチューブにも合ったパッキンを取り付けるべきでしょう。

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チューブにOリング(パッキン)が入った状態。

ちなみにこの状態で防水測定してみると、3気圧程の数値は出ています。

 

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針には幾らかの腐食と曇りが見られます。

 

そして修理を頼まれたブレスレットの取り付け部分です。

PA182315blog2のコピー

フラッシュフィット(FF)と言いますが、両端のパイプと中央2列のブレスレットの輪っかにバネ棒が通っています。その片側パイプ部分がバネ棒ごと変形しちゃってます。

このパイプは大変薄く出来ていて無理をすれば破けたり、又、FFとのロー付けが取れてしまいます。FF交換になると修理代、高くなっちゃいますしね~。この続きは次回に報告します。

 

 

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